レコード水越写真館

先日、4thフロアで出会ったトニーというお兄さんが運営しているネットラジオから依頼があり1時間のmixを作りおろしたものが放送され、すぐ後にその番組のサウンドクラウドアカウントにアーカイブがアップされた。
それを聴くと、私の提出した音から更にラジオ用にマスタリングが施された音に変わっており、私のそのmixにおいてはシャリシャリ化しすぎて、いい効果には感じられず、もどかしい気持ちになった。
そのmixは、私のremixワーク、編曲ワーク、mixワーク、マスタリングワーク、等の仕事サンプルmixというテーマで編んだのでその音は私の意図するサウンドで鳴ってもらわなければマズいのである。
なので、少し間を置き、昨晩自分のMixcloudアカウントに無調整版をアップした(圧縮音声ではあるが)。
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https://www.mixcloud.com/takashi-mizukoshi/suppa-micro-pamchopp-works-mix/

ここからは各曲のプチ解説をしますが良かったら上記リンクから実際に音を聴きながら読んでもらえたら嬉しいです。全部聞けますから。


モリマサ公:モリマサ公さんはポエトリーリーディングのアーティスト。彼女の舞台作品のためのバックグランドミュージックとしてのmix。台本と注文ありきでこうなってますが音だけでも不思議な感じで面白い。
かもめのジョナサン:これはremixですが、オフィシャルでは未発表な気がするのでここに入ってることは内緒です。佐原氏のギターループ音源に好きなように音を足してほとんど自分の曲のようになっています。これは本編のごく一部ですから、正式リリースをぜひお楽しみに。
mmm:みんな大好きミーマイモー。彼女の1stアルバムが数年前に再発された時にこの私のremixも収録されました。これもremixといってもオリジナル音声は一切使っておらず、私がリアレンジして作り変えたヴァージョンに更にmmmにヴォーカルも歌い直してもらってます。ついでに私のコーラスも入ってます。
Frasco:これも、、未発表なんで、聴かなかったことにして下さい。そのうちリリースされます。後ろめたいので一瞬しか入れてません。次のArimさんと弦音声が被るから繋ぎ的にこれを使いたかったんです。すごくいいでしょ?voの峰らる嬢はこのremixに恋をしたそうです。私にではなく。リリースをお楽しみに。
Arim:1年前から音源化をがっつりお手伝いしている山梨の詩人Arimさん。もうすぐ12曲入りのアルバムが完成の見込みですが、これはArimさんと私が最初に取り組んだ曲です。Arimさんはアカペラで歌を伝えるスタイルなので、編曲にガッツが要ります。何から何までやらなきゃいけませんから。でも、鼻歌とかアカペラも立派な作曲なんです。(作曲に憧れてるって方、そのスタイルで私に編曲依頼いかがでしょうか?)
オザケンmixtape:これは当然ながら小沢健二さんからのお仕事ではなく、私がMixcloudで勝手にこさえた小沢健二縛りの40分程のmixtapeの冒頭の数秒です。たかが数秒ですが結構凝ったエディットなんですよ。そのオザケンmixは無料で聴ける私の公開mixの中では最も聴かれていて、Mixcloudでは11500回も聴かれてます。
suppa micro pamchopp:これは大阪のカセットレーベルbirdFriendからの「original works」というアルバムから。バックはわりと有名な音楽家の古〜い曲からのもろサンプリングループそのまんまなのでちょっと際どいんですけど、私のスキャット(?)ボーカル、ウケませんか?
素敵な回路:素敵な回路は東京在住の素敵な男性のソロプロジェクトでこちらもアルバム発表が控えていますが未発表の曲をチラ聴かせしちゃいました。キセルファンとかモンドミュージックファンは特に要チェックです。アルバム、名曲揃いなのでお楽しみに。
新大陸レコーズ:これは数年前に発売されたCDアルバムの購入特典についた私のremixです。これは基本の演奏はもちろんバンドの音ですが、過剰なギターフレーズなどを大胆にカットして、私のシンセ音やコーラスを加えてます。申し訳ないですがオリジナルよりこっちの方が好き。でもそもそもこの曲すごいいい曲だよね〜。
昆虫キッズ:現在活動休止中の昆虫キッズの1stの1曲目。オフィシャル音源です。昆虫キッズは2006年くらいからMyspace越しに出会っていて、早い段階でアルバム用にこの曲を調理してほしいと依頼がありました。高橋君の家に行って、MTRから演奏テイクをバラして、アコギも新たに弾いてもらい、私はウクレレやピチカート音やオルガンを加えてビーチボーイズっぽく仕上げました。その後、ヴァーカルの録音とその処理は別途昆虫サイドで行われてこうなっています。
レコード水越のHIPHOPmixtape:これはまだどこにも発表してないジングル的エディット。
退屈:退屈ってバンド名です。ドカドカうるさい、ソウルとパンクが混じった可愛いR&Rバンドです。彼らのアルバム「いい夜を探せ」は名盤で、何を隠そう私ががっつりミックスダウンとマスタリングを担当してます。売れてほしいんですが、まだ全然知られてない感じだしライブ会場でしか買えないっぽいしエゴサーチもむずくてなかなかどうももどかしいです。このダイジェストではほぼ全曲チラ聴かせしてるのでちゃんと聴きたいって方は連絡ください。私がバンドとの連絡を引き継ぎますから。アルバムは千円くらいじゃないかな。
スッパバンド:これは私のバンドで、なぜこの曲を入れたかっていうと、スッパバンドにはキーボード奏者がいるのに、この録音では私のシンセリフをいっぱい足していて、ライブではこの感じは絶対に聞けないから聴いて欲しかったから。作詞作曲ボーカルとアコースティックギターとシンセが私です。録音やmixはピースミュージックの中村宗一郎さん。オウガとかゆらゆら帝国の専属エンジニアで有名な方です。日本のインディロックは中村さんに支えられています。
スッパマイクロパンチョップ+野中太久磨:これも未発表です。幡ヶ谷Forestlimitでナパーム片岡エンジニアリングで一発録音しました。彼のカセットレーベルからのコンピレーションにいつか収録されるはずなんですけどね・・・ voが不安定なのでできたら録り直したいと秘かに思ってる。でもレアなんで聴いてもらいました。
utaco:鬼才utacoちゃんの楽曲で最も私が気に入ってる曲をアレンジと録音でお手伝いさせてもらいました。展開がすごい美しいですよね。そこにハーモニーというか違う旋律を加えられるのは快感がありました。
Yuto Ohashi:大橋君は私の音楽教室の生徒さんで、私の娘と同い年。非常に有望株です。ピュアな電子音楽を地道に作り続けています。とてもいいですよ。私がミックスマスタリングを担当した彼のアルバムはレコード水越のホームページにもリンクしてあります。ミックスで遊んだらとても喜んでもらえました。
anone:この曲は先日MVが発表された曲の(彼女たちからNGを食らった)別テイクです。秋にリリースするアルバム全曲でも私が担当する方向です。可愛いでしょ? 楽しみにお待ちください。
Frasco:イントロだけ^^ これは既出。
小野修:小野氏の傑作アルバム「文学と音楽」より。この曲はマスタリングだけだったかミックスは不採用だったかもしれません。買って聴きたいという方は連絡下さい。引き継ぎます。
大柴陽介:6月に発売された故・大柴のソロアルバム「BLACK YELLOW PURPLE」の特典remix CDより。死後彼のPCから救出されたバラ音源を再構成してます。リズム音は私の音に差し替えてます。
Woodman:故・うっどまんの音源のNew Masterpieceからの再構築企画盤より。
きまぐれ☆ボーイズ:故・レイハラカミと私のユニット。音の状態の良い音源は残っておらず、これは2001年の私がきまぐれ音源を使ってライブした時の卓録り。本意な音ではないけどレアなので。
イルリメ:このテイクは、オリジナルがイルリメ、別ver.としてバックトラックをレイハラカミが作りおろし、鴨田君とカゴメ氏のライムの後に、更にスッパが新ライムを書き下ろしラップを付け足してますが、全てイルリメの人選。このver.はこのver.としてイルリメオフィシャルなもの。
えんこチョップ:片想いのSAXやbiobiopatataで活躍中のえんどうさとみとスッパのDUOユニット。このユニットでは、えんどうの詩にスッパがメロディを付け、ハモりで一緒に歌うという特殊な形式でアルバムが1枚あるが、スッパのPCが1度壊れた時からマスター紛失中。いいアルバムですよ。

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お楽しみいただけましたか?

そして、もし、自身のソロやバンド音源のミックスやマスタリング、編曲、演奏サポート、などでスッパさんにやってもらえたらいいものになりそう...みたいな気がしたなら、即ご相談ください。
suppasuppa@gmail.com まで。善は急げと言いますから。さあ。















 

いつも私の窓口サイトはレコード水越ホームページを案内しています私スッパマイクロパンチョップですが、音楽家suppa micro pamchoppとしてのオフィシャルサイトというのも実は存在します。が、事情あってこの5年間放置しており、レコード水越のことを知らず私のことを調べようとしてくれた方などにはあたかも活動停止しているかのような見え方となってしまっておりました。この度久々にメンテナンスすることができて、かなり細かに全貌を網羅したDiscographyを一覧できるようにできました。今後も海外向けの窓口として使っていくつもりなのでほぼ英語表記ですが、頑張った(今まで自分で管理したことないフォーマットなのでわけわからないながらも)のでよかったら見て下さいね。結構知らない情報が沢山あるかと思います。こんな仕事してたの みたいな。 更新してから割とBANDCAMPが売れてます。

→ suppa micro pamchopp Official Site  




 

新曲「 Long Bucket Serenade」をsoundcloudで公開しました。

https://soundcloud.com/recordmizukoshi/suppa-micro-pamchopp-long-bucket-serenade 

タイトルはなんでも良かったんですが、夏な感じはするので「夏の終わりのハーモニー」→「ロングバケーション」→「ロンバケ」→「ロングバケツ」→「長いバケツ」→「 Long Bucket Serenade」というアレンジにより適当につけました。
終盤にベタに海の音が入ってます。昔ならやらなかったことですが、その位置に波の音があったらいいなあと思ったので、素直にいつぞやの福井県の敦賀で採集した音をインサートしました。

この曲を聴いた方がどういう風に感じるのか非常に興味があるのでもし感想があったら教えて下さい。

退屈ですか? 面白いですか? どう聴いていいかよくわからないですか? 絵が浮かびましたか? なにかに似てましたか? 歌が聴きたかった? 

私は普段、依頼仕事でない場合は曲想を練っての作曲ということはしないのですが、ラヴェルの「ボレロ」はカヴァーしてみたいと常々考えていたところ、Babiさんのボレロカヴァーである「mishin No Tame No Bolero」を耳にして、自分が作る必要がなくなったと感じ、更にはボレロ級のオリジナルを作れればいいか と思ってた後でした。なので若干ボレロは意識にあったかもしれません。

試みとしては、同じリフレインを2種の音色でハモらせずユニゾンさせる箇所を沢山設けてみました。最近私がサウンドプロデュースしているFrascoでよく使っている手法です。繰り返しが多くても退屈に聴こえないような構造上の工夫をしています。

ツールはLogic pro X のみで作りました。正直言ってLogic pro Xに備わってる音色からカスタマイズするだけで音楽を作ることはかなりの不自由さを感じるのですが、それでも自分が強いものを出せば気持ちよく聴けるものが作れるはずだ という信念で作りました。

アルバム『わたしはオルガン』や『pip pup gii』もほとんどの楽曲はLogicだけで作ってます。suppa micro pamchopp の活動自体、楽器がなくても、才能がなくても、お金を使わなくても、時間がなくても、工夫次第で面白い音楽が出来るのだ ということを実績していくことがコンセプトなのです。

さよなら
今回の「 Long Bucket Serenade」のサムネイルに使ってるこの絵は大島弓子先生の傑作漫画「さようなら女達」のひとコマを私が摸写して少し色を足したものです。

「さようなら女達」最高ですから読んだことない方はぜひ。



 

BOXジャケ正寸

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『EVERYBODY KNOWS? RADIO SESSIONS 1997〜2014』という豪華な3CD+1DVD+ブックレットが7/27にテイチクから発売されました。私はアートディレクションを担当しており、イラストも沢山描いてます。
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このBOXセットには60Pブックレットもあり、色んな年齢層の方がラジオについてのコラムを寄せています。よくあるお祝いコメントとかではなくガチのコラムで読み応えがあります。谷川俊太郎さん、こだま和文さん、友部正人さん、加藤ひさしさん、等々豪華執筆陣の中でも一際ヴォリュームたっぷりなのが、私が高校生の頃にラジオDJとして音楽家としてとても熱中していた佐野元春さん。佐野さんの関係出版物に関われたことに胸が熱くなります。

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これはBOXのカバー表面。
Instagramフレンドmayotoyoyoyoさんの愛猫 故 メイヨちゃんの写真を見て描いた絵を元にしています。
(pagtasの坂田さんがメイヨちゃんのことを知っていてびっくりしました)

表紙が猫なのは勿論私の独断ではないですよ。
内容とも関係があり、指定あっての猫ジャケです。ラジオにも金魚にもギターにも猫の表情にも意味があります。
箱のつくりはとてもしっかりしていて頼りがいあります。


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箱から出したデジパックのジャケット表面と側面。
猫DJがサンドイッチマン風にターンテーブルをプレイしています。
側面では星の王子さま風な人物が踊っています。


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デジトレイの裏面と裏側面。
4本足の執事?やロボットも踊っています。

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横に広げるとこんな
長い!
空白は多くてもそこがいいでしょ?
私にとって音も絵も"間"をいかに気持ちよく感じさせられるか ということが重要です。

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トレイ面も盤面ももちろんデザインしてます。

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disc1 盤面。星の王子さま風キャラカラー版。

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disc2 盤面。猫DJカラー版。
娘に見せたら褒めてくれた! すごいじゃんと。
娘にほめられたことってはじめてのことなんじゃないかな。
そして、この右の猫がかわいいとのこと。  やった....

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disc3 盤面。トレイ下は海底なイメージですが盤面は空のイメージ。鳥と雲。

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DVDの盤面。
このBOXは、「EVERYBODY KNOWS?」というSHIBUYA FMで1997〜2014まで放送されていた人気番組のスタジオライブ音源のアーカイブで、もちろんスタジオも渋谷にあったので渋谷の風景を描きました。
ディスクを取り出すとその下になにか隠れていますが、それは買ってくれた方のおたのしみです。

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ブックレットだけは別のデザイナーさんがデザイン担当されてるんですが、裏表紙は私のイラストになってます。
ラジオをチューニングしようとしている手の絵。手は自分の手を見て描いてます。
私は手が美しいと女性に言われることが多いことが自慢です(他のパーツはなかなか誉められませんが)。

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デジパックを開く手前左面の絵。
踊る案山子? 踊る虎? 踊るおばさん?


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デジパック2面左右。
boxカバー底面。

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BOXカバーのpopシールもデザインしてます。
シール貼り作業は人力でされてますが、猫の手がぴったりはまるように出来ててホッとしました^ ^
大きめなサイズのシールでやらざるおえない事情があり、絵を損なわないようにする為のカモフラージュデザイン。


3枚のCDには、bice、原田郁子、Port Of Notes、高野寛、直枝政広、花田裕之、山口洋、甲田益也子、小山卓治、シバ、竹野恭章、照井創、ジョニー大蔵大臣、L.L. COOL J太郎、Breath Mark、渚十吾 などの貴重なスタジオライブ音源が収録されています。
その他このBOXについて詳しくはこちらでチェック下さい。

 http://travelinword.wix.com/evkradiosessions#!cd/cfvg

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そして、
福岡在住のロッカー"斉藤正法は架空の人物です。"の3曲入りnewEP『「髪を切る女の子」のお話』のデザインとイラストを担当しました。印刷はレトロ印刷さん。
レコーディングはトリプルタイムスタジオ岩田純也さん。
7/24から手売り販売されてるそうです。

髪
ジャケット


斉藤裏
ジャケット裏と透けて見える盤面

髪裏
ジャケット内側 歌詞カード


レトロ印刷さんの厚紙しろ を使用して、左を折り曲げてディスクを包む スッパマイクロパンチョップ「1995」と同じスタイルです。
レトロ印刷さんでの印刷原稿は版画のように色ごとの刷り込みなので、3色なら3枚の色分けしたモノクロ原稿を作らなければいけません。そして色を指定するんですが、仕上がりの色味のミックス感はどうにもイメージし難くて
印刷物が届くまではいつもドッキドキです。
その工程の前に作っていたフルカラーイメージはこちら。
たいとるつき
これもいいでしょう?
このカラー版も今追加でフルカラーステッカーを作ってます。

このEPが欲しいかたは、
fictionhuman@gmail.com ツチダ まで注文メールをどうぞ。


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更に、
棚木竜介と図書館「crazy feelin' crazy groovin' / Rebirthday」ニューCDのデザインも担当しました。
2曲入り両A面シングル。
8/13から500円で発売されます。
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やはりレトロ印刷さんを利用した、DIY折りたたみ式ジャケットで、私のアルバム『pip pup gii』と同じスタイル。
右上が表ジャケット部。
ハトロン紙のザラザラ面です。


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こちらが裏面。ハトロン紙のツルツル面です。
こっちの方がかっこいいから裏返すのもいいかもしれません。

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盤面
写真素材は近所の団地の通路を私が撮ったもの。
猫の足跡が可愛いでしょ。歌詞にも猫結構出てきます。
 

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折り畳んでスキャンしたジャケット表イメージ。
絵のようだけど絵ではない。いや、葉っぱは描いたか。

図書館裏
裏ジャケットイメージ。
下半分は折り上げられてこうなります。透明ポケットから出してピラっと開くと歌詞があらわれる仕組み。

可愛いと評判で嬉しいです。

ちなみにリバーシブルに裏返すと
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こんなかんじ

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いいかも

ハトロン紙は裏側や重ねた下の面の色まで透けて見えるのでデザインのやりがいがあります。
片面が1色ずつでも裏が違う色を使っていれば透けることを見越して2色感覚でデザインできるからです。
思い通りになるかといえば なかなかそうもいず、届いた時は衝撃を受けるのですが(笑)
段々これもいいな と愛着が湧いてくるものです。




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さらに
京都在住の音楽ライター岡村詩野さんが新しく立ち上げたレーベル「Helga Press」のリリース第一弾コンピレーションアルバムのジャケット画も担当しました(デザインはCARREのMATERIALさん)。
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こちらは絶賛発売中で、ありがたいことにとても好評で、CDを手に取る人の第一声が
「ジャケがいいね」

という反応が多いそうです!

「Helga Press」のサイトもよかったらぜひ。
→ http://helgapress.wix.com/helgapress

収録曲たちはなかなかやんちゃで、攻めてる良コンピレーションだと思います。

あと、この絵はSUZURIでTシャツ化しました。
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色やサイズは沢山選べます。
https://suzuri.jp/recomizu/465325/t-shirt/s/white

絵を小さくレイアウトした方がお洒落かなと思って小さくしましたが、
岡村詩野さんは「個人的には絵柄がもっと大きくバーン!と出た方が好み
とのことでしたので

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デカいのも作りました(笑)  
https://suzuri.jp/recomizu/465649/full-graphic-t-shirt/s/white
お気に召したらばどうぞポチって下さい。 
 
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さて、そんなこんなで私のデザイン&イラスト仕事をお披露目しました。
段々実績もあがってきたので、安心してあなたも私になにかデザインさせてください。
イラストを描かせてください。
安い!速い!ハイセンス!  の三拍子っを揃えてお仕事の依頼をお待ちしております。

いい仕事がしたいです。

suppasuppa@gmail.com


 




















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成田空港のバーガースタンドで15分間の仮眠をとる永田壮一郎

この日2016.6/11、大分行きの飛行機に乗るため私は家を朝4時30分に出発。
 チェックインを済まして成田空港のJetstar荷物預けの列に並んだのは搭乗40分前。間にあうかと思いきや列は全く進まず、直前に係の人にローソンのゆうパックで荷物を送らないとこの便には乗れませんと言い渡され、指示に従おうとした時に見覚えのある男に声をかけられる。彼も同じく大分アトホールで私が出演するイベントに向かうらしい。
ゆうパックは結局三日かかるっちゅうーことでキャンセル。完全に搭乗タイムアウト。その男永田壮一郎と私は振替便(3000円プラスで)の17時40分まで成田でしっぽりデートすることになった。幸い彼は饒舌かつとんでもなくふざけていたので絶妙なコンビネーションで楽しく過ごせた。大分空港では彼の友だちあなみ氏がタクシー代わりに車で待っていてくれ、アトホールへ直行21時に到着。
主催のにしやまひろかずさんのライブには間にあわなかったが、大分の名物ロッカーおじぎ草氏の演奏を数曲聴き、すぐに転換DJ。頭はミッシング箱庭からスタート。
そして1995年生まれの戸川祐華さんの弾き語りに続いて1969年生まれの私のうたいびき。
レパートリーは大体いつもの曲だが、演奏のニュアンスは飛行機内での永田氏との真面目な会話を反映したようななんでもあり感を大いに意識して割と大胆にスパークできたかと思う。
その後この日の主役恩地尚弥さんの弾き語りの後、再度私のクロージングDJ。ロックやポップス中心に。
人は少ないながらも結構盛り上がってた感。気持ちよく打ち上げに参加。福岡のテンゴクカオパスかんたつ君らと話し楽しむ。
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↑アトホールのマスター河村さん 面倒見が良い素晴しい方です

夜の寝床はアトホールにお世話になる。 朝起きると永田さんが居ない。本当なら
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このような飛び抜けた海鮮丼を食べに連れて行ってもらえる予定だったのだが置いてかれ
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アトホール近所の海鮮丼屋で、このりゅうきゅう丼やIMG_1243
翌日も熊本天草のこんな海鮮丼は食べ、美味しかったのだが、飛び抜け海鮮も体験したかった。。
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でも熊本から車でお迎えに来てくれたDJ POLYPICAL氏↑ に、飛び抜け海鮮丼に行っていたら寄れなかったであろう良い銭湯とレコードショップを紹介してもらえたからいいのだ。
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別府の商店街内にある大正13年創立の100円銭湯 寿温泉。常時43度と激熱でなかなか浸かれなかったが入ってしまえばとても気持ちよく、これぞ風呂か と。
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風呂のあとにDJ POLYPICALが連れて行ってくれたのが
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別府駅すぐ近くにある北高架商店街
ここはパラダイスだった。
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パン屋や床屋や青空図書棚やカラオケ喫茶など点在するその一番奥にあるレコードショップが
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ReNTReC
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そのオーナひなごさんと私
北高架商店街を発展させたのは大のレイハラカミファンのひなごさん。ひなごさんはハラカミさんとここで色んな共同作業をすることが夢だったとのことで、ハラカミさんが喜びそうな店内、商店街をと、それを念頭に構築したそうな。私の音楽の事も知っていてくれて、suppa micro pamchopp 「1995」と「わたしはオルガン」を納品もさせていただきました。(九州での取り扱いは初)
ひなごさんは90年代の日本のエレクトリックミュージックが世界に果たした影響の大きさや、それについての自国内での再評価をしていくことの重要性を熱く語ってくれました。またそれにちなんだイベントで私も呼んでもらえることもあるかもしれなく、とても楽しみです。
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ウィンドウにサインもさせてもらいました◎
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とてもいい店なので大分に行く事がある方はぜひ北高架商店街へ
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霧で 雲の上のような阿蘇をHACOさんのスッパ類似曲を聴きながらドライブ
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熊本マルーン着
マルーンはマルーン5とは無関係だそうです^^サウンドチェック時には野田ちか子さんにも会えました。この日は主催のDOIさんのお誕生日で、

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こんなシーンも☆
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お尻の部分でまきんこ(小川摩希子)がラジオやベースで加わるDJセットも盛り上がり、楽しんでもらえてホッとしていたらラストでももうワンセットプレイしていいことになり最初のエクスペリメント硬派な感じとまた違ったおちゃらけグルーヴな感じで攻め、これまた盛り上がった感あり、完全燃焼。非常に楽しかったです。
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一番派手に喜んでくれていた受付のなぎーちゃんからは彼女が描いた今回のこのチラシの猫の原画をいただいちゃいました。やったー。画中のレコードはスッパだからプリンスのFOR YOU ということだった!
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熊本の打ち上げはカレーの超美味いロックバーDAYSでカレーライスを注文。
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スパイシーでとっても美味
でもドイさん達が頼んでたキーマカレーを味見させてもらったら更に美味しくて二度びっくり。フィッシュ&チップの魚の天ぷら?もすごい美味しかった。

そういえば小林径さんに教えてもらっていて今回行けたらと思っていたオーディオ道場は震災で今修復中ということでした。
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その後一泊したのはDJ POLYPICALの管理している村 三角エコヴィレッジサイハテの空き屋
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サイハテ
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サイハテにはこんな手作りの建物がゴロゴロ
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燃費のいいハンドメイドストーブ
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サイハテラボ
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陶器工房
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改築中ゲストハウス
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共用風呂
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村の生命線 井戸水ポンプ
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DJ POLYPICALおすすめ海鮮丼屋さんのあとにおすすめ温泉へ
熊本は地形がもこもこ可愛くて景色が見ていて全く飽きない。
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着いたのは上天草の湯楽亭
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お客さんがいない内にぐんぐん写真だけ撮っていく
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ここは全身は浸かれないけど折出物が底にどっさり溜まっていて、足踏みマッサージが痛気持ち良い
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そしてここが
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洞窟の中のお風呂!
来た時はライトがついて無く、入り口付近以外は真っ暗闇。ここで私はちょっとしたミステリー体験をした。一番奥の、パイプからぼこぼこ泡が出るスペースで顔を水面に漬けたりしていたらどこからともなく
「コンニチハ..コンニチハ..」
と可愛い女性の声が聴こえる。混浴ではないので少し怖い気もするが聴こえないことにしてほっておくが
「コンニチハ..コンニチハ..」 

間隔を開けてずっと繰り返し聴こえてくる。その謎は謎のまま、他の浴場で体を洗いに行く。すると独り言の多いスキンヘッドの若い男の客が独り体を洗っている。大きな蜂が彼の前の鏡の横にとまっており、蜂に話しかけたりしていた。その後、もう一度洞窟風呂に私が一人で浸かっていたらスキンヘッドの彼も入ってきた。私には話しかけはしないのだが、その時も聴こえていた「コンニチハ..」 
の声に「はいはい」と応えてずんずん真っ暗闇な奥に進んでいき、その声の主(実在していたかは不明)と何やら会話をしていた。その後、闇から男が出て来た気配はなかったが、いつの間にか居なくなっていた。。
隣の女湯と岩ずたいに繋がっていて向こうの音も聴こえなくはない構造ではあったが延々と男湯にいるかもしれない客に向かって「コンニチハ..」と言っていたとしたらそれはそれで気味悪い行為だ。実際のところはなにがどうだったのかはハッキリしないがあの声の主は妖精かなにかだったのではないかと考えるのが一番楽しいのでそういうことにしておく。返事した方が良かったかどうかはわからない。。
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そんな幻想的な湯楽亭 おすすめです。

そんなこんなで洞窟湯でゆっくりしすぎたのか、どうも帰りの飛行機のフライト30分前には間にあわなそうな時間になってきて、案の定空港に着いたのは15分前!まきんことお茶する計画もドタキャンセル。行きが行きで冷酷無情だったジェットスターさんのことだから100%アウトだと観念していたが、荷物の少なさとフライトのプチ遅延が重なり奇跡的に予定の便に乗れてしまう。

スリルとミステリーに満ちて充実した九州ミニツアー。関わってくれたみなさん、ありがとうございました!
大分も熊本も勿論また行きたいし、機会があればもっと鹿児島や沖縄や広島とかもツアーしたいのでぜひ呼んで下さい。ぶちかましますから。







 

















 

プリンスのmixtapeをMixcloudに公開した。
vol.1は、サイケ&ビューティというテーマで編んだ。
プリンスの音楽において「サイケ感」と「官能」は同義。

プリンスにはどんなことも音に現すことが出来る才能がある。
1面だけに特化した才能の持ち主なら他にも沢山いるが、プリンスは何でもできる多面体で、面が多すぎて丸いクリスタルボールに見えてしまうくらいなソレだろう。
音楽を形にすることに必要な全てが備わっている。
たまたま20世紀のターニングポイントに黒人として生まれ、JB、スライ、Pファンクらのファンク道とジョニ・ミッチェル、スティービー・ワンダーらのプログレッシブ開拓道?を引き継いでいるからこそなポップな形を装っているが、能力的にはどの時代のどんな境遇に産まれていたとしても時代を変えうる音楽力を大きく発揮しただろうことを疑えない。

プリンスの音楽は初期の段階から性愛が音に表現されている。

リズミックな音楽というのはそもそも性的なもので、音楽を演奏することも、音楽を聴いて踊ることも、超・性的で官能的なことだ。
音楽を求める心と性を求める心は近接していて、エロさのない音楽ほどつまらない(と言ってしまってもいいかもしれない)。
80年代プリンスミュージックの最も個性が突出した部分は、レベルの高い性技の具体的な音像化のような印象を与えるサイケなチョメチョメ感が溢れかえっている点じゃないだろうか。
とにかく細かなアレンジの一つ一つやコードの流れ方やサウンドの作られ方の意図の全て が聴く者の「官能」を引き出す妖しい即効薬になっている。
プリンスのエロさ自体は非凡なものではないのかもしれないが、音楽化させた「エロスにまつわる諸々の感覚描写」を売りに出来てしまったところは本当に他に例がなく特異なことだと思う。
一般的にエロいエロいと賞賛されてるような音楽は単にムーディだったりグルーヴィーだったりしてるだけなことが多い気がするところ、プリンスはまじで音でイカせにかかってくる。
”そんな音色鳴らされたらおかしくなっちゃう... そんな妖しく意外性に富んだコードの流れを展開されたらおかしくなっちゃう...” 
ような音 というよりもむしろ、例えば女性が性的に感じている時のその「おかしくなっちゃってる」脳の感覚そのものが音で多彩に表現されている。
女性が官能を感じる機微を様々な手法で音楽化してるところが凄い。
もちろん男性にも女性性は個人差はあれど確実にあるので男も女に共鳴して、男も女も両性的な感覚で、男としても女としても楽しめるという、倒錯しているようで実はいたって普遍的なエンタメを世界規模で露出してしまった...
と言えないか?
プリンス自身も自曲の中で男でもあり女でもあり、聴く者の誰もも女でもあれて男でもあれる。。 
他にそんな音楽があるか? 思いつかない。
音の主が両性具有的なのではなく、音楽の構成要素自体が 両性具有的。

性別を越えて両性を含んでいることと同様に、ジャンルも越え全音楽を含んでいる感覚をプリンスの音楽には感じる。各音楽のつまらない部分がスルーされ、性的に役に立つ旨味成分だけで美しく建てられた音楽建造物。
こんなにいかがわしい音楽なのに人類の産み出した音楽の中でもトップクラスの美しさがあるということ。プリンスの肉体は突然消えてしまったけども、その正当な評価は今後拍車がかかって高まっていくだろう。

プリンスの音楽におけるチョメチョメ感のあるハーモニー、旋律、メロディ、コード、リズムのキメ、等の音楽要素は、ジャズ的な耳で聴いても近・現代音楽的な耳で聴いても、極めて"美味しい”ということはとても重要だと思う。
プリンスの菅楽器アレンジの、どんなジャズやクラシックの鬼才と比較しても勝つことさえあれど決して負けないくらいの高度さをみんな薄々感じてるでしょう?
ロックミュージシャンならプリンスのギターソロの超絶な的確さに言葉を失うし、
歌手ならプリンスの喉が表現している広い領域に自信を失う。
実際、マエストロプリンスの指揮する全要素が超絶的なのだから「プリンス」とはよく言ったものだ。
分相応な高貴さが備わっている。
『音楽に出来ること』の領域を他の誰よりもプリンスは理解している。 
人間の興奮や律動のメカニズムの実際的なドクターであり、音楽の神のようなものに一生守られた奇跡的存在だった。
過去のリスナーも未来のリスナーも、彼が産み出した音楽をこれからも祝福したいだけ祝福することができる。 

官能の桃源郷はかくも美しい。
vol.1はそれを証明できたら という感じでミックスしたが、流れを重視したらさほど官能ずくしでもない出来となったが、作ってから何度も自分で聴けてるから結構いい出来なんじゃないか。

プリンスmix vol.2
は、ライブ音源からと正規アルバムに収録されていない曲から、自分向けに作った。
 私のプリンスへの興味には偏りがある故に主に85年から88年頃の音。
後半のレア部の曲達はプリンスが死去してから知った曲ばかり。
80年代の曲の吸引力は未発表曲でももの凄い。
(この時期のプリンスの尋常でないクリエイティブさに触れて、エッセンスを吸収して見習い、みんな個々にいい仕事をしよう!)


mix vol.3
は、ソフトでアコースティックでキュートなプリンス特集。
音源は『The Truth (The Acoustic Album)』からの曲を軸にしていてやはり偏ってるけど自分が愛聴できるように編集している。
プリンスの魅力の中でも認知度が低い側面かもしれないが、その意外さとセラピー的素晴しさを味わってもらえたら。


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 あと、報告。
このプリンスを描いた私のドローイングはお気に入りでしたが、要望があり、売れて旅立っていきました。 

 今まで結構な時間デッサンした
若い頃デッサンの学校に3年通っていた
絵は23歳頃に描くことを止めてその代わりに音を出しはじめた

去年の秋くらいからリハビリのようにドローイングを描くようになった
なにか写真なり絵なりの対象を見ながらペンを走らせているからそれはデッサンに近い

しかし私は本当にデッサンをしているといえるのか・していたといえるのか 
それはなかなかに怪しい
デッサンできているかもしれない瞬間はあってもそれはほんの一瞬だけだったり


対象を捉える
形をとる
ということを紙の上に表すことはとても難しい 
見えている通りに目の前のものを描き写すというのは難しい
正解がないから
あるいはどんな正解もありうるから
どんな見方も見え方もありうるから
選択肢がありすぎで自由がすぎる

まず視点をどう定めるか
捉える対象を フレーム全体とするか
1つか2つのもの(モデルと椅子とか)だけにしぼるか
さらに部分(目とか)だけに留めるか
という選択の仕方次第でデッサンのゴールのジャンル?も豹変する
頭から描くのか
足から描くのか
大まかなガイドシルエットをさっと描いてから細かく描き込むのか
いきなりディテールから精密に描き拡げていくのか


デッサンとは本来
それをした結果の体裁を取り繕う必要はない
圧倒的にそこに在る実体を
よりリアルに感じとる為に手を動かし
手を動かすことでさらに発見していく
その全情報をキャッチするのは人間ごときには手に負えぬボリュームがある
その肝心要な要点をいかに枠線に集約省略して書き留めるか
省略力はアレンジ力でもあるが
デフォルメが過ぎると単に自分の想像力以下のものになる

間違えた線の上に平気で舵の取り直しの線を重ねてぐちゃぐちゃになってもいい
消しゴムで消せるなら間違えてる方の線は消したほうが格好はつく
だがデッサンそのものを作品にしてやろうという邪念がないなら消す必要もない
絵を職にしようとする者なら 辻褄合わせのテクニックを磨くという意味で
まちがいを活かして手癖で格好を整えるのはそれも勉強で大事なことだが
デッサンの意味からは遠ざかる
モチーフをごまかし力を駆使してでっちあげることはデッサンではない
消せないペンでいきなり描くとそうなりがちだ(私のことだ)

 ”あたりまえなフォルムというのは存在しないこと" は普段意識されないが
なにもかもは全くあたりまえな姿をしていない

見えているものの実際の形というのはどんなに絵が上手い人の想像をも越えている
なにかを観察するという行為の中で驚きがないのならそれはきっとデッサンになっていない
驚けないのであれば・なにも感じないのであれば デッサンの意味もないしする必要もない
驚きがないという人がいたとしたらそれは浅はかな驕りで
驚きもないのに走らせる線は手癖的で思いこみの産物で見る人にも世界の驚きを伝えない
ただの自分の絵というのであればそれで構わない
だがデッサンとは明らかな勉強行為で
世界をよく見ること・よく感じること であり
世界を捉えようと試みることであり
そこから発見をしようとすることだ
そこにそれがある と認めること・感じること が出来るまでは
手を動かしはじめるのは軽率で
よく見ることがとにかく重要で
「あ!」と思う度に少し覚醒が起きる

そのリアリティと己の取っ組み合いに緊張しすぎてはいけない
それに接近しフォーカスしつつも遠くからも眺めてる感覚を同居させ
瞑想的な心持ちの上で静かに興奮できれば理想的だ
リラックスしているけど木目細かくコントロールを働かせられる状態
指先と脳が優雅に連動するように

目の前のリアルな見え方に驚くことと
それプラス 紙の上にペンを走らせるその瞬間瞬間の力加減に快感を作れるかどうか
そこも重要だ
線を刻むこと・滑らすこと そのことそのものをどれだけ楽しめるか
それは "ものをよく見ること" とはまたチャンネルが違う
チャンネルは別だがその2つのチャンネルにマルチタスク的に生きることで生まれる線は
いい線になる
いい線にしなくたっていいのだが絵を描こうとする大人は大概不埒で
いい絵にしたい・いい線にしたいと思って描いてしまいがちだ
また その "快感" は
道具と自分との相性・道具同士の相性 がマッチしていれば
気持ちよく筆をすべらせることは難しくはない


デッサンをしたことがない人物でも日頃の瞬間瞬間を充分に吸収できている人は
デッサンするまでもなく 描くものに "かんじ" を出せる
目の前に無くても頭にそれがリアルにイメージできてそれをスケッチできるから

私は記憶力や観察力が鈍い
加えて色んなことがなにもわかっていない
だからデッサンすることには意義がある

しかし
デッサンした分だけ何かを習得できたのか と自問するなら
わりと自信を持って NO と自答する
幸せな瞬間はある
それは刹那的な楽しさだ

自意識を解放することを簡単だ と言える人がどれだけいるかわからない
自意識を解放するということは難題だが
デッサンをすることで自意識が解放される瞬間を私は求めている
自分で イイと思えるドローイングは
それを描いていた時、
似てなくたっていい
良くなくたっていい
間違ってたっていい
という 自意識を手放せた境地になれてる時のドローイングだ
いつでもそこに至れるのなら最高だがそれはむしのいいはなし

それでも
理想のドローイングではなくても
私の描く線ににじんでいる味わいには定評があって
こんなのが? というようなものが気に入られたりもする
他者からすればデッサン的にどうかなどということは
そんなのぜんぜん関係ネー
だったりするもんなのであった



      -

さて
デッサンや線について語れることはまだまだあって
本でもかけそうなくらいだけど
今日このお題目で記事を書いたのは
私のドローイングをCDの特典につけるキャンペーンを始めたからです

今月はスッパマイクロパンチョップのアルバム拡販月間として
2種類以上アルバムを同時注文してくれた方にドローイング原画1枚プレゼントします


プレゼントする私のドローイングは独創的なオリジナル作品ではなく
何か対象を見ながら私がデッサン・スケッチ・模写 するかんじのものに限ります
描いてほしいもののリクエストにお応えするかお任せしてもらうかどちらかで
良い出来のものが送られる保証はありません^^
上記本題でかいたようなことととりくみながら描きます


CDをオマケと考えるとひょっとしたらあなたにとって
はじめての"絵を買う”という体験になるかもしれません


うたものポップ「pip pup gii」(2013/15)   ¥1500 13song CD-R 
家具の電子音楽「わたしはオルガン」(2014)  ¥2000 23track CD 
最初期録音集「1995」(2015)         ¥1995 32track CD-R

二枚でも三枚でも送料は+150円です

suppasuppa@gmail.comまでご注文ください

どのアルバムも当然ながら心から聴いて欲しい作品です


早速セット注文とリクエストは来ていて
短歌
これはMC505を描いてほしいというリクエストにお応えして
スッパスタジオのごちゃごちゃ感そのままの景色をスケッチしました
いいんだか悪いんだか判断つきません(笑)

あたりはずれも相性次第・運次第というところですが
奮ってリクエストください






























 

私はガリガリなモデルばかりを描くデッサンの学校から ヌードモデルとして月1・2回程度だがもう25年も呼ばれ続けている。体型維持などに気をつけているとか体を鍛えようとトレーニングしたり...などということは一切ない。
モデルの自覚を持ってるのはポーズをとる瞬間とポーズをとっている時とお金をもらう時だけで、それ以外の時間に準備があったり企業努力があったりということは全くない。
(なるべくモデル前にトイレを済ますようにもっていく ということは心がけている) 

なぜずっとスリムでいられるのかと問われて考えてみると、音楽が好きだから という理由に行き着く。

若い頃、食費を極限まで切り詰めて一日一食、食費は平均300円までとして、その分1枚でも多くアナログレコードを買っていた。一人で外食なんてありえない。酒や煙草に興味がないのも、そんなものにレコードを買うお金を奪われたくなかったからかもしれない。

今朝も春菊と鰹節のおひたしだけでご飯を食べたが本当に美味しくて大満足した。おかずが一品でも幸せな気持ちになれる。みんなで色んなものをつまむ飲み会やらコース料理などの楽しみも分かるけどもそれよりも1本の美味しい焼き鳥の串があるのなら私はそれを最大限に味わいながらご飯をおかわりたい。
一人でいる時の食に関しては欲張る気持ちが全く起こらない。

自分をそのようにカスタマイズしたものは、未知の素晴しい録音芸術に出来るだけ多く出会いたい という欲望と、実際に私を励ましてくれた音楽達のせい(おかげ) だ。いや、元来のケチな性分も大きいか。
世のお母さんや食事提供者は家族やお客さんにはたらふく食べさせてあげたい と考えるのがポピュラーだけど、胃をパンパンにさせてしまうほど飲食することってやっぱり翌日お腹も壊すし胃が拡張してより沢山食べないと満足できなくなり肥満化も当然で健康を思いやるつもりが効果は逆なんじゃないかと。

そんな風に思う私ではあるが、これをDJの作る時間や音楽摂取にあてはめると、自分に矛盾が起こる。1時間のDJとか4時間のパーティーや3時間のブッキングライブイベントのどれでもが食事においての特上盛り沢山コースで、ちょっと体験しただけでお腹が一杯になる人がいてもそれは至極真っ当なことだ。
でも私は音楽的には大変に欲張りで、お腹が一杯だろうが構わない・一時退屈だろうが構わない・次の瞬間には何か発見がある可能性があるならその場を離れられない。音楽の現場から逃れられない。 

要するに、音楽的には、視覚化されるなら私はブヨブヨの肥満体なのだろう って話し。。

究極的に考えれば、音楽は薬なので、薬の要らない体を目指すべきなんだと思うのだけども。
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https://soundcloud.com/recordmizukoshi/takashi-mizukoshi-drone-pademo

今日は気分転換に一人称を"あたし"にしてみる。

あたしは自由な気持ちにさせてくれるものが好きだ。
あたしは音楽が好きだ。
ポップスも好きだしテクノも好きだ。
そういいつつも色んな音楽を所有しすぎて
沢山の未聴音源を常に気にしすぎていて
「さあ好きな曲を聴こう」という時には
はて なにが聴きたいのだろう
いつも分からなくなってしまう。

音楽がかかっていると頭が働かなくなることが多い。
頭が働かなくなってしまうような曲でも
だからといってそれが嫌いとか悪いということにはならない。
けれども考えなければならないことが多い身としては
思考を停止させてばかりではいられない。
無音でいるか、思考を停止させない音をかけるか。

耳あたりのいいような普通のポップスの構造はたかがしれている。
特に複雑なものを求めているわけではないが
音を聴くからには窮屈な気持ちにはなりたくない。
窮屈な心境から脱したくて音楽を流そうとしてるようなものだから
杓子定規的に小手先でデザインされた音楽は
惚れ惚れするような完成度があったとしても
窮屈感があったら
やっぱりあたしには意味がない。

サウンドクラウドに制作途中のデモをアップした。
あたしとしてはテクノのつもり。
あたしにとってよつうちな曲はテクノ的ではない。
よつうちならそれはとりあえずハウスかディスコ。
まちがっててもあたしにとってはそうだ。
よつうちだとしても
それ以外の要素とのズレを楽しむためのソレなら
テクノかもしれない。
テクノ音楽の肝の一つはズレだと思っている。
だからミニマルミュージックもテクノ的だ。
テクノがミニマルミュージック的なのかもしれないが
まあどっちだっていい。
あざとい構成でできたお約束が多いテクノは
あたしにとってはテクノ的ではない。
 
  異質なのに強く身体に訴えるものがある
  ポップスのしきたりを無視した野蛮かつピュアな音塊

テクノというのならそのように
主流からズレているものであってほしいという勝手な願い。
完成度が高いテクノはテクノ的というよりかポップス的だ。

冒頭のリンク先ページで聴けるこの曲はまだ作りかけで
これからもう少しポップス的にしようかと思っているけれど
今のところはテクノ的だ。
未完成感そのものもまたズレとして楽しめる。

自曲の解説をすることというのは野暮なものだけれど
あえて少し。
聴きどころはオルガンドローンなウワモノ部。
長目に鳴らされる2本の直線(時折ベンドさせてるが)。
それをコードというのなら
そのコードの変化の流れと変わるタイミング。
小節の固定的な区切りから解放した進行なので
普通の音楽に飽き飽きしてる
(あたしのような)人にはきっと面白い。
全く逸脱を求めてない人には
  この作者はリズム音痴だろう
と思うかもしれない。
バックのリズム自体も
  これじゃ全然ノレない
と思われるかもしれない。
あたしとしては
体動きまくっちゃう系の横ノリ重層グルーヴ
があると思っている。
サルサに近い。
複雑なパターンなのであえてそのままずっとループさせている。
それでもループとループの合間の間隔は
ランダムに乱数を交えているからそこに揺らぎが出てる。
加えて低域にプリープ音的なベースパーカッションが
ズレたり合ったりなノリで揺らぎを増幅させていて
更にドローンのフリーなタイミングでのコードチェンジで
かなり通常の時間感覚から解放されるように聴こえるはず。
そんな作りにしている。
人それぞれ快感原則は違うだろうけど
あたしの快感原則に沿ったテクノをつくると
こんな感じになる。
このくらいの程いい自由感なら
思考の妨げにもならなず気持ちがいい。


最近猫をスケッチばかりしていますが
猫は飼ってません。
あたしの猫ドローイングはなかなか好評です。
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余白がいい と言われます。
ドローイングは制作に時間のかかる本格的な絵画と比べると
短時間でできるわりには人に魅力が伝わりやすかったりします。
単純に気持いい と。

未完成なものの良さ ということを考えると
音楽の楽曲においてはまだ
ドローイングやデッサンやスケッチのような音源を
ありがたく単純に楽しまれる風潮は目立ってないと思うのだけど
これからの音楽の聴かれ方・見せ方にとって
かなり重要なことだとあたしは考えている。
 
作り込みすぎないことの豊かさ

そこと評価や人気を得る為の完成度と
どちらが大事だろうか。







今年に入って新しいミックステープを2種リリースしています。
ひとつは
植物の百年 
植物の百年

今までレコード水越ではCD作品を試聴できるようにすることを大事にして
短縮試聴版を作ってサウンドクラウドにアップしてきました。
でも、ミックスももう30タイトルを越えてます。
そんなに沢山試聴するものがあってももう悩ませてしまって購入の妨げになってるかも
と判断してしばらくはタイトルだけで全てを語ってもらうことにしました。

植物の百年
ときいてあなたはどんなイメージがわきますか?
良い予感がする人にはきっとアタリなミックスです。
注文して余計な情報(アーティスト名や曲名や私の意図)なしに
純粋にお楽しみください。

そしてもうひとつ
こわいCD
こわい
あれ?
なぜか画像がネガ反転しちゃう...
こわいですねーーーーーーーーーーー
こわいCDだからしかたないか。
本当は白っぽい表紙になります。

こわいCD
という言葉で気になる方はご注文ください。
本日TwitterでこわいCDを注文して聴いてくれた方のつぶやきがありましたので
引用します。

"スッパさんのこわいCDは
「2001年宇宙の旅」を観て震え上がる感じに似ていると僕は思いました。
ガチッと肝をもてあそばれました。
有機的なのに無機質。
それでも聞くのをやめることができない。
とてもこわ楽しい時間でした。"
@GirlFromProxima

嬉しいです。

実際
植物の百年 と こわいCD は売れ行きがいいです。

タイトルって重要だな とつくずく感じます。

注文:suppasuppa@gmail.com  ミックステープCDRは全て1300円(送料+150円)です

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