昨夜、100枚限定盤pip pup giiのデザイン原稿をレトロ印刷さんに入稿した。
100枚は少ないかもしれないが、完売したら都度デザインを改良しながら再発注すればいいじゃないかという考えでいる。レトロ印刷はシルクスクリーン的な印刷なので仕上がりの予測がつき難い分、クリエイティブなギャンブルのようで楽しく、実験的な入稿の経験を多く詰んで、グラフィックデザイナーとしても力をつけていきたい気持ちもあり。

アルバムリリース というと、流通通した全国発売でないと公の規模でないかのようで、確かにそれはそうだといえる。
ピップパップギーは手売りのみで1000枚以上販売しているが、業界的にはリリースされてないも同じである。
であるならば、初回の収録曲やデザインを定形として維持させる必要は、あるようでいて、ないともいえる。そうでなければならないという思いはただの思いこみであるのかもしれない。
個人商店は日々、より良いサービス、内容の洗練を試みて変わっていかねば存続できない。
なので、アルバムの内容も曲順含めかなり変えました。チェーン店展開のない小さなパン屋さんがヒット商品をより美味しく改良しました みたいに。
まず、今まで15曲収録されていた内「珈琲」「ばかみたいだ」「1+1=」「たおやかになおれ」の4曲をカット。
そして今まで入れてなかった曲「もじゃもじゃ」「しらんぷり」の2曲を追加。
計13曲入りのアルバムに衣替えする、、というか、生まれ変わる。

通例だと再発やリマスターというと、ボーナストラックが追加され、曲数が増える傾向のものだが、私の場合は減らす方向性だ。
より凝縮され、気持ちのいい時間になると判断してである。
前のバージョンのアルバムを持っている人の中には、カットされた曲が好きだったのに...という念を抱かれる場合もあるだろう。しかし、そんなに前のヴァージョンを持ってる人がまた買ってくれるとも思えないし、買ってくれたとしても、良くなったと思ってもらえると信じているし、前のverは前のverの価値があり、どちらも重宝してもらえることと思う。

音も自己マスターリングではあるが、音質やタイミング、微妙なフェイドアウト調節等、全曲やり直している。
というか、白状すれば、前のverでは、自己マスターリングもしなかった。出来ていた曲をいい並びに並べただけだった。
もちろん、通して聴いて作者としてなにも問題を感じなかったからだし、猫も杓子もマスターリングで音を立派にしてもらう みたいな発想で外注マスターリングしているまわりの作家やバンドの傾向に対しての批評的な立場で無マスターリングのまま商品として売ることに意義があると思ってのことだった。
実際、前後の曲に違和感感じるようなヴォリューム差が特に気にならないならマスターリングなんて本来必要ないのだ。作者が満足するトータル時間で自己コントロールができていて、各曲同士が統一性のあるミックスアウトに、たまたまでもなっているなら、その時代にメジャーから発売されるCDの平均的な音圧に合わせることをしなくたって誰かにあきれられたり非常識だと怒られる筋合いはない。
売る為に売り手主がアーティストに市場に合わせたマスターリング等を強要するのは有りだが、アーティスト自身が売り手ならば、自分が納得してればそれで充分なのだ。
今回は、発売して1年半経過する中で、じわじわと感じとれてきた作者としての違和感を解消するためにリマスターリングした。
自分の家の環境だけではなく、複数のライブハウスで爆音でかけてみたりもしてきた中で、発覚したアンバランスな部分とか、ちょっとでも解消させてあげたい。極端だった要素を穏やかになめす という感じのマスターリング。
作品と共に成長していくレコード水越、、我ながらナチュラルな態度だと思う(笑)
スッパのマスターリングはちょっと変わってるかもしれない。よりモコモコさせたり、低域をカットしたり、ほとんど時代逆行型であるから(私のマスターリングをご自身の作品に施したいという方は連絡ください)。

新ピップパップギーは値段設定も変える。
前のverは0円設定、後払い投げ銭式、というイレギュラーな方式をとっていた。
これははっきりいって大成功で、このやり方により私は1年以上生活を賄えた。
希望支援価格は2000円としてたので、やはり平均して2000円で買ってもらっていた。
しかし、手書きオリジナルアートワークは正直言って骨をおる上、付加価値としての2000円が日に日に説得力を失いつつあるようにも感じていた。出世払い方式をその場では喜んでもらえていても、結局は借金を抱えさせてるということと同義だから、未払いが故に私に顔を合わせられずにいる人が多少でもいるとしたら、それは必ずしも素晴らしいこととも思い難い。。
CDの収容ケースなども日々販売終了やら価格高騰やら、資材の変更にも対応していかざるおえず、フォーマットキープに拘ろうにも一筋穴とはいかない。
あと罪悪感を感じていたことに、うたものアルバムなのに歌詞カードをつけてない という事実があった。ネットで読めますから とは言ってみても、やはり折角フィジカルでCDアルバムを買ってもらってるのに歌詞はネットで、、というのには自分でも内心矛盾を感じていた。
なので、今回の新パッケージでは、大胆なビジュアルで(お楽しみに!)歌詞を掲載し、価格は1500円に改定。
表記的にも今まで日本語にこだわってきたが、その意味もナチュラルに失ったと感じてるのでこれからは英語表記でいきます。

1/16から販売開始です。
これを機会に「ピップパップギー」を未だ持ってなかった方はぜひご注文下さい。
前verを持っている方でも、新収録曲と歌詞カードのためだけでも集めて損はないと思います。
ご予約お待ちしてます。

suppasuppa@gmail.com

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