新曲「 Long Bucket Serenade」をsoundcloudで公開しました。

https://soundcloud.com/recordmizukoshi/suppa-micro-pamchopp-long-bucket-serenade 

タイトルはなんでも良かったんですが、夏な感じはするので「夏の終わりのハーモニー」→「ロングバケーション」→「ロンバケ」→「ロングバケツ」→「長いバケツ」→「 Long Bucket Serenade」というアレンジにより適当につけました。
終盤にベタに海の音が入ってます。昔ならやらなかったことですが、その位置に波の音があったらいいなあと思ったので、素直にいつぞやの福井県の敦賀で採集した音をインサートしました。

この曲を聴いた方がどういう風に感じるのか非常に興味があるのでもし感想があったら教えて下さい。

退屈ですか? 面白いですか? どう聴いていいかよくわからないですか? 絵が浮かびましたか? なにかに似てましたか? 歌が聴きたかった? 

私は普段、依頼仕事でない場合は曲想を練っての作曲ということはしないのですが、ラヴェルの「ボレロ」はカヴァーしてみたいと常々考えていたところ、Babiさんのボレロカヴァーである「mishin No Tame No Bolero」を耳にして、自分が作る必要がなくなったと感じ、更にはボレロ級のオリジナルを作れればいいか と思ってた後でした。なので若干ボレロは意識にあったかもしれません。

試みとしては、同じリフレインを2種の音色でハモらせずユニゾンさせる箇所を沢山設けてみました。最近私がサウンドプロデュースしているFrascoでよく使っている手法です。繰り返しが多くても退屈に聴こえないような構造上の工夫をしています。

ツールはLogic pro X のみで作りました。正直言ってLogic pro Xに備わってる音色からカスタマイズするだけで音楽を作ることはかなりの不自由さを感じるのですが、それでも自分が強いものを出せば気持ちよく聴けるものが作れるはずだ という信念で作りました。

アルバム『わたしはオルガン』や『pip pup gii』もほとんどの楽曲はLogicだけで作ってます。suppa micro pamchopp の活動自体、楽器がなくても、才能がなくても、お金を使わなくても、時間がなくても、工夫次第で面白い音楽が出来るのだ ということを実績していくことがコンセプトなのです。

さよなら
今回の「 Long Bucket Serenade」のサムネイルに使ってるこの絵は大島弓子先生の傑作漫画「さようなら女達」のひとコマを私が摸写して少し色を足したものです。

「さようなら女達」最高ですから読んだことない方はぜひ。