レコード水越写真館

2015年02月

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本日2/25はレコード水越プレゼンツ・でたらめ音楽教室課外授業・第13回は<APHEX TWIN90年代曲お蔵出し祭りからの厳選曲をただ聴き、うなる回>です。

昨年もアルバム「syro」をリリースし、今年1月にも更に新作をリリースしたばかりのAPHEX TWIN。「syro」の時もアルバム全曲を爆音でただ聴く会を行いました。

今回の"ただ聴く会"は、新作ではなく、ここ一ヶ月以内にSoundcloudで大量に無料放出された12時間以上にわたるヴォリュームの音源から、レコード水越が選りすぐったトラックを4時間半、ただただかけます。

かつての大ファンでも、今12時間の音源をじっくり聴く時間をつくることは容易じゃない。時間があったとしてもそればかり聴くのはスタミナが要ります。

しかし、その内容はなぜ未発表だったのか首をかしげたくなるようなものも多いので、そういうもの中心におんがくのじかんの良い音響で集中して味わい、驚きませんか?という催しです。

ちょうど一昨日夜から今日にかけても19曲が追加更新されました。

明日の開催の為に家を出る直前までにまた増えれば、それらも含めて厳選というか、全トラックに5つ星から1つ星まで、私が仮評価した中の5つ星と4つ星全部と3つ星の一部をたれ流しプレイします(1つ星仮評価の曲さえむちゃくちゃイイんですが)。

開場時間17時半から22時までずっと流します。
三鷹おんがくのじかんにて、チャージは今回1500円です。

音に向き合ってるだけでもいいですし、ぶらぶら踊ったり、誰かに話しかけて情報共有したり、腰掛けの上に配布されるノートに思ったことを書き捨てることができるようにしてるので(ノートは最後に回収され、場合によっては匿名でその感想の言葉をツイートされるかもしれません)絵を落書きするなり、思いついた言葉を書き留めるなり、他のページに書かれた昔の授業メモを読んでもらったりしてもいいです。

お土産も用意します。 
去年もサウンドクラウドに公式にお蔵出しされてすぐに消された時の音源だけで作った私のエイフェックスツインオンリーmixtapeはMixcloud とYoutube(↓)にアップしてますが、

それと違う、今回、エイフェックスツインをただ聴く会に来てくれた方へのプレゼント用のミックスを作りました。
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今日は星5つ〜3つの音源をかけるので、今日かからない2〜1つ星のトラックから構成してますので、ダブりません。

一番共有したい5つ星の曲たちをどの時間にかけるかは未定です。

途中からでも気にせずぜひお越し下さい。





<でたらめ音楽教室個人授業>という個人授業を私は時折やっている。

内容は様々で、生徒さんの求めてることによって全然ちがう講義をする。

先日のでたらめ音楽教室個人授業の生徒Tさん(約60歳)は言った。


「俺くれーな歳んなるとよー、みんな新しいことしたがらねぇーんだけど俺は逆なんだよ。新しい楽器使ってよ、メッチャクチャをしてーんだ。やりたいことはまだ沢山あんだけど、順序があるからよ。まずはスッパさんに教わりながらRolandだよ。」


「糖尿病んなっちまったし、もう元気でいられる時間はたいしてねーからさ。その前に目一杯自由に音で遊びてーんだよ。みんな呆気にとられると思うよ。でも、こんなじじーがいてもいんじゃねーかと思う。決まり切った音楽が嫌いでよー、もうホントにメッチャクチャをやりたいんだ。好き勝手さー。」


Tさんは携帯電話もパソコンも持ってなくて、他県の山奥で猫6匹と暮らしていて、音を鳴らせるモノも一切持ってない。

Tさんには中古のRoland MC303とシンセモニターやケーブル類購入のアドバイスしながらの付き添いとレクチャーするという内容の<でたらめ音楽教室個人授業>だった。4月18日には自らの企画イベントででたらめなライブをするらしい。


楽器屋さんでKORGの4万するシンセを悪戯な顔でメタクタに試奏するTさんはとても愛らしくもカッコ良く、出した音も素晴らしくて、Roland MC303より絶対KORGの方が自由に演奏できると確信しましたが予算オーバーだし、電子スッパライブのMC303の音に感動しての指名だったから胸に止めた。


Tさんへの授業の翌日に私は、MC303の後継機種(といってもどちらも90年代のオールインワンシンセ)であるMC505を使ったライブをする予定があった。

MC505でのライブは毎回が即興演奏ではあるのだが、いつもそれなりにかつて試して面白かった手法を忙しく駆使しようとしてしまう。いいところを見せようとしてしまう。エンターテイメントとしては何も悪いことではないのだが、私は本来、その場で新しいやり方を発見していきたい タイプなので、いいところを見せようとしてる時には自分に負けた気分になってしまってライブ後の反省も長引き、スカッとできない。
Tさんのピュアな姿勢に圧倒的な正しさを見た私はきちんとそれを反映させたライブがしたかった。しかし、初心に還るというのは口で言う程簡単ではない。工夫が必要だ。
笑点のテーマで ♬ぱっぱぱぱらりら、ぱっぱ♬ の後に " ぱふっ!" って鳴るあの楽器を今日は手元に置き、演奏中強迫観念的な動作に自分で気付いた時にぱふぱふ鳴らして自分に警告する、とMCで前説した上で実際その通りにした。
結果は上々で、ユーモラスな形で不自由さを度々軌道修正できて、それがお客さんにはドキュメントとしても楽しめたという。。
非常にスカッとする面白い演奏ができたのはTさんのおかげだ。
Tさんありがとう。


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