先日、4thフロアで出会ったトニーというお兄さんが運営しているネットラジオから依頼があり1時間のmixを作りおろしたものが放送され、すぐ後にその番組のサウンドクラウドアカウントにアーカイブがアップされた。
それを聴くと、私の提出した音から更にラジオ用にマスタリングが施された音に変わっており、私のそのmixにおいてはシャリシャリ化しすぎて、いい効果には感じられず、もどかしい気持ちになった。
そのmixは、私のremixワーク、編曲ワーク、mixワーク、マスタリングワーク、等の仕事サンプルmixというテーマで編んだのでその音は私の意図するサウンドで鳴ってもらわなければマズいのである。
なので、少し間を置き、昨晩自分のMixcloudアカウントに無調整版をアップした(圧縮音声ではあるが)。
スキャン 163

https://www.mixcloud.com/takashi-mizukoshi/suppa-micro-pamchopp-works-mix/

ここからは各曲のプチ解説をしますが良かったら上記リンクから実際に音を聴きながら読んでもらえたら嬉しいです。全部聞けますから。


モリマサ公:モリマサ公さんはポエトリーリーディングのアーティスト。彼女の舞台作品のためのバックグランドミュージックとしてのmix。台本と注文ありきでこうなってますが音だけでも不思議な感じで面白い。
かもめのジョナサン:これはremixですが、オフィシャルでは未発表な気がするのでここに入ってることは内緒です。佐原氏のギターループ音源に好きなように音を足してほとんど自分の曲のようになっています。これは本編のごく一部ですから、正式リリースをぜひお楽しみに。
mmm:みんな大好きミーマイモー。彼女の1stアルバムが数年前に再発された時にこの私のremixも収録されました。これもremixといってもオリジナル音声は一切使っておらず、私がリアレンジして作り変えたヴァージョンに更にmmmにヴォーカルも歌い直してもらってます。ついでに私のコーラスも入ってます。
Frasco:これも、、未発表なんで、聴かなかったことにして下さい。そのうちリリースされます。後ろめたいので一瞬しか入れてません。次のArimさんと弦音声が被るから繋ぎ的にこれを使いたかったんです。すごくいいでしょ?voの峰らる嬢はこのremixに恋をしたそうです。私にではなく。リリースをお楽しみに。
Arim:1年前から音源化をがっつりお手伝いしている山梨の詩人Arimさん。もうすぐ12曲入りのアルバムが完成の見込みですが、これはArimさんと私が最初に取り組んだ曲です。Arimさんはアカペラで歌を伝えるスタイルなので、編曲にガッツが要ります。何から何までやらなきゃいけませんから。でも、鼻歌とかアカペラも立派な作曲なんです。(作曲に憧れてるって方、そのスタイルで私に編曲依頼いかがでしょうか?)
オザケンmixtape:これは当然ながら小沢健二さんからのお仕事ではなく、私がMixcloudで勝手にこさえた小沢健二縛りの40分程のmixtapeの冒頭の数秒です。たかが数秒ですが結構凝ったエディットなんですよ。そのオザケンmixは無料で聴ける私の公開mixの中では最も聴かれていて、Mixcloudでは11500回も聴かれてます。
suppa micro pamchopp:これは大阪のカセットレーベルbirdFriendからの「original works」というアルバムから。バックはわりと有名な音楽家の古〜い曲からのもろサンプリングループそのまんまなのでちょっと際どいんですけど、私のスキャット(?)ボーカル、ウケませんか?
素敵な回路:素敵な回路は東京在住の素敵な男性のソロプロジェクトでこちらもアルバム発表が控えていますが未発表の曲をチラ聴かせしちゃいました。キセルファンとかモンドミュージックファンは特に要チェックです。アルバム、名曲揃いなのでお楽しみに。
新大陸レコーズ:これは数年前に発売されたCDアルバムの購入特典についた私のremixです。これは基本の演奏はもちろんバンドの音ですが、過剰なギターフレーズなどを大胆にカットして、私のシンセ音やコーラスを加えてます。申し訳ないですがオリジナルよりこっちの方が好き。でもそもそもこの曲すごいいい曲だよね〜。
昆虫キッズ:現在活動休止中の昆虫キッズの1stの1曲目。オフィシャル音源です。昆虫キッズは2006年くらいからMyspace越しに出会っていて、早い段階でアルバム用にこの曲を調理してほしいと依頼がありました。高橋君の家に行って、MTRから演奏テイクをバラして、アコギも新たに弾いてもらい、私はウクレレやピチカート音やオルガンを加えてビーチボーイズっぽく仕上げました。その後、ヴァーカルの録音とその処理は別途昆虫サイドで行われてこうなっています。
レコード水越のHIPHOPmixtape:これはまだどこにも発表してないジングル的エディット。
退屈:退屈ってバンド名です。ドカドカうるさい、ソウルとパンクが混じった可愛いR&Rバンドです。彼らのアルバム「いい夜を探せ」は名盤で、何を隠そう私ががっつりミックスダウンとマスタリングを担当してます。売れてほしいんですが、まだ全然知られてない感じだしライブ会場でしか買えないっぽいしエゴサーチもむずくてなかなかどうももどかしいです。このダイジェストではほぼ全曲チラ聴かせしてるのでちゃんと聴きたいって方は連絡ください。私がバンドとの連絡を引き継ぎますから。アルバムは千円くらいじゃないかな。
スッパバンド:これは私のバンドで、なぜこの曲を入れたかっていうと、スッパバンドにはキーボード奏者がいるのに、この録音では私のシンセリフをいっぱい足していて、ライブではこの感じは絶対に聞けないから聴いて欲しかったから。作詞作曲ボーカルとアコースティックギターとシンセが私です。録音やmixはピースミュージックの中村宗一郎さん。オウガとかゆらゆら帝国の専属エンジニアで有名な方です。日本のインディロックは中村さんに支えられています。
スッパマイクロパンチョップ+野中太久磨:これも未発表です。幡ヶ谷Forestlimitでナパーム片岡エンジニアリングで一発録音しました。彼のカセットレーベルからのコンピレーションにいつか収録されるはずなんですけどね・・・ voが不安定なのでできたら録り直したいと秘かに思ってる。でもレアなんで聴いてもらいました。
utaco:鬼才utacoちゃんの楽曲で最も私が気に入ってる曲をアレンジと録音でお手伝いさせてもらいました。展開がすごい美しいですよね。そこにハーモニーというか違う旋律を加えられるのは快感がありました。
Yuto Ohashi:大橋君は私の音楽教室の生徒さんで、私の娘と同い年。非常に有望株です。ピュアな電子音楽を地道に作り続けています。とてもいいですよ。私がミックスマスタリングを担当した彼のアルバムはレコード水越のホームページにもリンクしてあります。ミックスで遊んだらとても喜んでもらえました。
anone:この曲は先日MVが発表された曲の(彼女たちからNGを食らった)別テイクです。秋にリリースするアルバム全曲でも私が担当する方向です。可愛いでしょ? 楽しみにお待ちください。
Frasco:イントロだけ^^ これは既出。
小野修:小野氏の傑作アルバム「文学と音楽」より。この曲はマスタリングだけだったかミックスは不採用だったかもしれません。買って聴きたいという方は連絡下さい。引き継ぎます。
大柴陽介:6月に発売された故・大柴のソロアルバム「BLACK YELLOW PURPLE」の特典remix CDより。死後彼のPCから救出されたバラ音源を再構成してます。リズム音は私の音に差し替えてます。
Woodman:故・うっどまんの音源のNew Masterpieceからの再構築企画盤より。
きまぐれ☆ボーイズ:故・レイハラカミと私のユニット。音の状態の良い音源は残っておらず、これは2001年の私がきまぐれ音源を使ってライブした時の卓録り。本意な音ではないけどレアなので。
イルリメ:このテイクは、オリジナルがイルリメ、別ver.としてバックトラックをレイハラカミが作りおろし、鴨田君とカゴメ氏のライムの後に、更にスッパが新ライムを書き下ろしラップを付け足してますが、全てイルリメの人選。このver.はこのver.としてイルリメオフィシャルなもの。
えんこチョップ:片想いのSAXやbiobiopatataで活躍中のえんどうさとみとスッパのDUOユニット。このユニットでは、えんどうの詩にスッパがメロディを付け、ハモりで一緒に歌うという特殊な形式でアルバムが1枚あるが、スッパのPCが1度壊れた時からマスター紛失中。いいアルバムですよ。

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